2020年12月25日

今週の注目感染症 第50・51週 (2020年12月7日~2020年12月20日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、12 月25 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は398 人となり、感染者の発生が続いています。
県民の皆様には、引き続き『マスクの着用』『3 密の回避』『手洗い・消毒』などの感染症対策を心がけてください。
また、年末年始は『帰省など感染拡大地域との往来』『県外の旧友たちとの会合』『季節行事の人混み』に注意し、感染拡大防止に努めましょう。発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第50週1.1人、第51週1.0人と横ばいに推移しています。
この疾患は冬季に増加する傾向がありますので、感染予防のため、外出後のうがいや手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第50 週3.3 人、第51 週3.0 人と横ばいに推移しています。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 日本紅斑熱の届出が 1 例(宇和島保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症です。防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。

 梅毒の届出が1 例ありました。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年12月25日更新)