2021年04月23日

今週の注目感染症 第14・15週 (2021年4月5日~2021年4月18日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、4 月23 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は2,132 人となりました。
松山市繁華街クラスターを発端とする感染が県内に広く拡散・浸透し、県全体への感染まん延の危機にあることから、「感染対策期」が5 月19 日まで延長されました。
県民の皆様には、現在実践していただいている感染症対策を継続していただくとともに、外出を少なくとも5 割削減することを目指し、不要不急の外出自粛、松山市、県外との不要不急の往来自粛、会食時の感染対策について御協力をお願いします。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
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発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第14週0.7人、第15週0.6人と横ばいに推移しています。
感染予防のため、外出後のうがいや手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第14 週7.3 人から第15 週11.9 人と急増しました。地域別にみると、八幡浜保健所で多発しています。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が1 例(八幡浜保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症です。
野山や畑、草むらなどに入る場合は肌が露出しない服装を心がけ、防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。


【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年4月23日更新)