2022年02月25日

今週の注目感染症
第6週・7週
(2022年2月7日~2022年2月20日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 愛媛県では連日複数のクラスターが確認されており、依然として県内全域で新型コロナウイルス検査の新規陽性者数が多い状況が続いています。
県民の皆様には引き続き、①県外との不要不急の出張や往来の自粛、②混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出自粛、③ルールを守った会食など感染回避行動の徹底をお願いします。
感染拡大を防ぐため、発熱に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、あらかじめかかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第6 週0.5 人から第7 週0.8 人と増加しました。
地域別にみると、今治保健所で急増し多い状況です。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第6 週8.9 人から第7 週10.1 人と増加しました。
地域別にみると、西条保健所、松山市保健所でやや多い状況です。
また、第7 週には中予保健所でノロウイルスによる食中毒の報告がありました。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、引き続き調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年2月25日更新)