2019年05月17日

今週の注目感染症 令和元年 第17・18・19週 (平成31年4月22日~5月12日)

・インフルエンザの定点当たり報告数は、第17 週2.6 人、第18 週0.6 人、第19 週1.2 人でした。
迅速検査の結果は、第19 週にウイルスの型別が判明した症例のうちA 型が54.4%、B 型が45.6%となり、B 型の割合が増加してきています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告はありませんでした。
引き続き咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけるとともに、症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第17 週9.0 人、第18 週2.3 人、第19 週8.0 人でした。
地域別にみると、西条保健所でやや多い状態です。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が1 例(宇和島保健所管内在住)ありました。
野山や畑、草むらに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(令和元年5月17日更新)