2022年08月05日

今週の注目感染症
第29週・30週
(2022年7月18日~2022年7月31日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、第29 週7,713 人から第30 週9,499 人と急増しており、特に松市及び中予地域で急増しています。
夏休みを迎え、帰省や夏祭り等のイベントへの参加など、人の移動や接触が活発になることで感染リスクの高まりが懸念されますので、より一層基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
イベントに参加する際には、場面に応じてマスクを着用し、混雑した時間帯は避けましょう。
また、大人数、長時間を避けるといった会食ルールの順守にご協力をお願いします。
発熱のほか、咳や鼻水、喉の痛み、倦怠感、消化器症状(下痢等)など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避けましょう。
医療機関を受診する場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
なお、症状が軽い場合は、できる限り平日・日中の受診をお願いします。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
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発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第29 週5.2 人から第30 週3.6 人と急減しました。
しかしながら、地域別にみると、四国中央保健所で急増しているほか、今治保健所では第29 週17.2 人から第30 週10.0 人と急減したものの依然として多い状況が続いています。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、発熱や鼻汁、咳など軽いかぜ様症状がみられますが、生後6ヶ月未満の乳児が感染すると、細気管支炎や肺炎等の重篤な症状を起こすことがあります。
日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合は、マスクを着用し可能な限り乳児との接触を避けましょう。
また、子どもたちが日常的に触れる手すりやおもちゃなどは、こまめにアルコール又は塩素系の消毒剤等で消毒し、液体せっけんと流水による手洗いを励行しましょう。
 梅毒の届出が6 例(第27、28 週含む)ありました。2022 年の県内累計届出数は男性53 例、女性20 例で男女共に過去5 年の同時期(平均:男性24 例、女性12 例)では最も多い状況です。
特に男性は感染症法が施行された1999 年以降最多となった2019 年の累計届出数55 例に次いで、2 番目に多い状況です。
この疾患は主に性行為により感染し、検査や治療が遅れると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
早期発見のため、症状の有無にかかわらず不安のある方は、県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年8月5日更新)