2016年05月06日

今週の注目感染症 平成28年・17週(4月25日~5月1日)


・インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第16週4.1人から第17週1.9人と減少しました。
全ての保健所で報告数が前週より減少しましたが、学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告が1施設からありました。
迅速検査の結果は、第17週に型別が判明した症例の90%がB型でした。
集団生活での再流行防止のため、咳エチケット、外出後の手洗いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。

【咳エチケット】
咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクがない時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

・感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第16週6.8人、第17週6.6人とほぼ横ばいで推移しました。
感染予防のため、外出後や調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。



【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成28年5月6日更新)