2022年05月13日

今週の注目感染症
第16週・17週・18週
(2022年4月18日~2022年5月8日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、依然として多い状況が続いています。
引き続き不織布マスクの正しい着用やこまめな手洗い、手指消毒といった基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
また、人が集まる場所では定期的な換気を励行しましょう。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第16 週5.3 人、第17 週5.6 人、第18 週3.9 人でした。
また、第16 週には腸管出血性大腸菌感染症が発生しています。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
気温が高くなり細菌の増えやすい時期を迎えますので、食肉を使った料理をする際には、肉の中心部まで十分に加熱(75℃で1 分間以上)し、加熱不十分な肉料理は食べないようにしましょう。
 日本紅斑熱の届出が1 例(宇和島保健所管内在住)ありました。
この疾患はマダニが媒介する感染症で、マダニの活動が活発となる春から秋にかけて患者が多くなる傾向があります。
野山や畑、草むらなどに入る際は、肌が露出しない服装を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなどマダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
咬まれてしまった場合は、絶対にマダニを引き抜かず、そのままの状態で医療機関(皮膚科等)を受診し、処置してもらいましょう。
早期に適切な治療を受けることが極めて重要ですので、発熱、消化器症状、発疹などの症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年5月13日更新)