2016年05月13日

今週の注目感染症 平成28年・18週(5月2日~5月8日)


・インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第17週1.9人から第18週0.5人と減少し、散発程度の発生になりました。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告もありませんでした。
県下全域で終息に向かっていると思われます。
迅速検査の結果は、第18週に型別が判明した症例の93%がB型でした。
感染予防のため、咳エチケット、外出後の手洗いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。

厚生労働省ホームページ「インフルエンザQ&A」へのリンク)(外部サイトへリンク)

【咳エチケット】を心がけましょう。
咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクがない時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

・感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第17週6.6人から第18週4.7人と減少しました。
ただし、大型連休中の医療機関の休診に伴う報告数減少の影響も考えられますので、引き続き、外出後や調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗うなど、感染予防に努めましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成28年5月13日更新)